
「おしゃれな部屋にしたいけど、お金はあまりかけたくない…」

「インテリア雑誌みたいな部屋に憧れるけど、予算が限られている…」
こんな悩みを持っている方、多いのではないでしょうか?


実は、大きな予算をかけなくても、ちょっとしたコツでおしゃれで快適な空間を作ることは十分可能なんです!
この記事では、節約しながらも見た目を整える方法をたっぷりご紹介します。100均アイテムの活用術や、お金をかけるべきポイント・節約できるポイントなど、すぐに実践できるアイデアが満載です。
1. 節約インテリアの基本コンセプト
おしゃれなインテリアを作るには、まず「基本コンセプト」を押さえることが大切です。これがブレると、あれもこれも欲しくなってしまい、結局散財することに…。
統一感が命!テーマを決めよう
節約インテリアの第一歩は、「テーマ」を決めること。ナチュラル、北欧、和モダン、インダストリアルなど、自分の好きなテイストを一つに絞りましょう。テーマが決まると、必要なものと不要なものが明確になり、無駄な買い物を防げます。
例えば、「北欧インテリア」に決めたなら、シンプルで機能的な家具、明るい色調、自然素材を意識して選べばOK。余計なものを買わなくて済みますね。

「引き算」の発想を持とう
おしゃれな部屋の多くは、実は「物が少ない」のが特徴です。新しいものを買い足すより、今あるものを整理して「引き算」することで、洗練された印象になります。
床に物を置かない、色を3色程度に抑える、飾るものを厳選するなど、「引き算」を意識すると、自然とスタイリッシュな空間になっていきますよ。
ポイント:「足す」より「引く」発想で、物を減らすことが節約インテリアの基本です。これだけで見た目がグッと整います。
2. 色使いで印象を変える
お金をかけずに部屋の印象を大きく変えるなら、「色」の使い方を工夫するのが一番コスパが良いです。壁紙を全部張り替えなくても、ポイントで色を取り入れるだけで雰囲気が変わります。
低コストで壁の色を変える方法

壁全体を塗り替えるのはハードルが高いですよね。そこでおすすめなのが以下の方法です:
- マスキングテープで簡単アクセントウォール:色つきのマスキングテープで幾何学模様を作れば、簡単にアクセントウォールの完成です。賃貸でも跡が残らないのでおすすめ。
- 壁に飾るファブリックやタペストリー:お気に入りの布や風呂敷を壁に飾れば、一気に印象が変わります。100均のクリップと突っ張り棒だけでOK!
- 貼ってはがせる壁紙シート:最近は賃貸OKの壁紙シートが充実しています。一面だけ貼れば、コストを抑えつつ大きな変化が楽しめます。
60-30-10の法則を活用しよう
プロのインテリアデザイナーが使う「60-30-10の法則」をご存知ですか?これは、
- メインカラー:60%(壁や大きな家具など)
- サブカラー:30%(カーテンやラグなど)
- アクセントカラー:10%(クッションや小物など)
という比率で色を配分する方法です。この法則に従えば、初心者でも失敗しにくい色使いができます。特にアクセントカラーは、クッションカバーやフラワーベースなど、小さくて安価なアイテムで取り入れられるので、節約しながら季節ごとに雰囲気を変えることも可能です。
3. 100均アイテムを賢く活用する方法
100均ショップは節約インテリアの強い味方ですが、なんでもかんでも100均で揃えると、逆に「安っぽい」印象になることも…。ここでは、100均アイテムを「高見え」させるコツをご紹介します。
塗装でワンランクアップ
100均の雑貨やバスケットも、ひと手間加えるだけでグッと高級感が増します。例えば:
- プラスチック製の小物入れにスプレーペイント(マットブラックやゴールドがおすすめ)
- 木製アイテムにオイルステインを塗って、高級木材風に
- ガラス瓶にフロストスプレーで曇りガラス風に
同じ色で統一して塗ると、バラバラだったアイテムがセット感を持ち、おしゃれに見えるようになります。
100均でも「素材」にこだわろう
100均アイテムを選ぶときは、「素材」にこだわるのがポイント。プラスチック製よりも、ガラス、木、籐(ラタン)、陶器などの自然素材を選ぶと、安っぽく見えません。

特におすすめなのは:
- ガラスのフラワーベース
- 陶器の小皿
- ラタン素材のバスケット
- 木製のカッティングボード
これらは100円でも十分高見えするアイテムです。
組み合わせテクニック
100均アイテムも、組み合わせ方次第でおしゃれに変身します。例えば:
- 同じ種類のガラス瓶を3つ並べて、中に季節の花や枝を飾る
- 同系色のフォトフレームをギャラリーウォールに
- バスケットを同じ色に塗装して、統一感のある収納に
バラバラに置くより、グルーピングして飾ることで、意図的なディスプレイに見えます。
100均活用の鉄則:「量より質」「バラバラより統一感」「そのままより一手間」
4. 初心者でもできるDIYテクニック
DIYと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実は道具をほとんど使わない簡単なDIYもたくさんあります。ここでは、初心者でも失敗しにくいDIYテクニックをご紹介します。
リメイクシートで家具を変身させる
100均やホームセンターで手に入るリメイクシートは、DIY初心者の強い味方。古い家具や収納ボックスに貼るだけで、見違えるほど印象が変わります。
特におすすめなのは:
- 木目調シート:プラスチックの収納ケースに貼れば、高級な木製家具風に
- 大理石調シート:テーブルトップに貼れば、高級感のあるダイニングテーブルに
- タイル柄シート:キッチンの壁に貼れば、タイル張りのおしゃれキッチンに
貼るときのコツは、空気が入らないようにクレジットカードなどでしっかり押さえながら貼ること。端から丁寧に貼っていけば、素人でもきれいに仕上がります。
ペイントでイメチェン
家具や小物をペイントするのも、比較的簡単なDIY方法です。特に、チョークペイントは下地処理が簡単で、初心者でも失敗しにくいのでおすすめ。
試してほしいペイントDIY:
- 古い木製椅子をホワイトやパステルカラーに塗装
- キッチンの吊り戸棚をマットブラックに塗装
- ゴールドでフレームの縁だけ塗って、高級感アップ
ペイントするときは、マスキングテープでしっかり養生し、薄く何度も重ね塗りするのがきれいに仕上げるコツです。
5. 家具選びで失敗しないコツ
インテリアの中で最もお金がかかるのが家具ですよね。すべての家具にお金をかけるのは現実的ではありませんが、どこにお金をかけ、どこで節約するかを知ることが大切です。

お金をかけるべき家具、節約できる家具
お金をかけるべき家具:
- ソファ:毎日使うものなので、座り心地と耐久性を重視
- ベッド・マットレス:睡眠の質に直結するので妥協しない
- ダイニングテーブル:家族の集まる場所として長く使えるものを
節約しても大丈夫な家具:
- サイドテーブル・コーヒーテーブル:シンプルなデザインなら安価でもOK
- 本棚・収納棚:見えない場所に置くならシンプルな物で十分
- 照明スタンド:シェードを交換できるタイプなら、安価なベースでもOK
中古家具を上手に取り入れる
リサイクルショップやオークションで手に入れた中古家具を、少し手を加えるだけでおしゃれなインテリアに変身させることができます。
中古家具を選ぶポイント:
- シンプルなデザインのもの:装飾が少ないほど、リメイクしやすい
- 木製家具:塗装やリメイクがしやすい
- 骨組みがしっかりしているもの:表面は多少傷があっても、構造がしっかりしていれば長く使える
特に、昔ながらの無垢材の家具は、今の安価な家具より品質が良いことも多いので、見かけたらチェックしてみる価値アリです。
6. 照明の工夫でグレードアップ
照明は、部屋の印象を劇的に変える魔法のアイテム。電気工事をしなくても、プラグ式の照明で十分雰囲気を変えることができます。

3つの照明レイヤーを意識する
おしゃれなインテリアには、3種類の照明が使われています:
- 全体照明(シーリングライトなど):部屋全体を明るくする基本の照明
- タスク照明(デスクライト、読書灯など):作業に必要な部分を照らす機能的な照明
- アンビエント照明(間接照明、テーブルランプなど):雰囲気を作る装飾的な照明
特に間接照明を取り入れるだけで、部屋の印象がぐっと高級に見えます。LEDテープライトは安価で、棚の下や家具の裏に貼るだけで、プロのようなライティングが実現できますよ。
照明の鉄則:明るければいいわけではない。明暗のメリハリで空間に奥行きを出し、居心地の良い空間に。
7. 観葉植物を上手に取り入れる
グリーンは、どんなインテリアスタイルにも馴染む万能アイテム。高価な家具がなくても、観葉植物があるだけで生き生きとした空間になります。ただし、枯らしてしまっては元も子もないので、自分のライフスタイルに合った植物選びが重要です。
初心者におすすめの丈夫な植物
植物初心者でも育てやすい種類から始めましょう:
- サンセベリア:水やり週1回程度、日陰でも育つ超丈夫な植物
- ポトス:育てやすく、つる性なので成長が目で見て分かりやすい
- モンステラ:大きな葉が特徴的で、存在感がある
- エアプランツ:土いらずで、水に数時間浸すだけでOK
- 多肉植物:水やりは2週間に1回程度で、コンパクトで場所を取らない
観葉植物を安く手に入れる方法
観葉植物を節約して取り入れる方法:
- ホームセンターでセール品をチェック:特に季節の変わり目はお買い得
- 小さいサイズから育てる:大きな植物は高価ですが、小さいものから育てれば経済的
- 挿し木で増やす:友人の植物から挿し木をもらって育てる
- 種から育てる:ハーブなどは種から育てれば超お得
また、鉢カバーは100均の小物やバスケットを活用すれば、安くておしゃれに見せることができます。
10. まとめ:本当にお金をかけるべきポイント
最後に、節約しながらもおしゃれな部屋づくりのポイントをまとめておきましょう。
お金をかけるべき3つのポイント
- 毎日使う家具(ソファ・ベッド):体に直接触れるものは品質重視で
- 照明:空間の印象を大きく左右するので、メインの照明には投資を
- 一点だけの主役アイテム:一つだけでも良質なアクセントピースがあると、部屋全体が引き締まります
これらにある程度お金をかけることで、他のアイテムを節約しても、全体的に高級感のある空間に仕上がります。